日々の戯言


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9月5日(金) デジタル・コンテンツの流通の促進等に関する検討委員会 (第43回)

開催から一週間経ってしまいましたが、執念深く傍聴を続けているので、いつものレポートを載せておきます。

第五次中間答申後、最初の委員会開催ということで、今回の議題は中間答申に対するパブリックコメントの紹介と、パブリックコメントの内容についての各委員からのコメントという内容でした。配布された資料は既に委員会ページ (URI) に置かれているので、興味のある人は参照してみてください。

パブリックコメントの紹介を担当したのは委員会事務局の小笠原コンテンツ振興課長で、要点は以下の形でした。

以上の要点のパブリックコメント紹介が終わった後で、村井主査が委員を順に指名して、発言を求めていきました。最初に指名されたのは河村委員で、その発言内容は次のような要点のものでした。

この質問には関委員が次のように回答しました。

この回答を受けて、河村委員は次の要点の再質問をしました。

この追加質問に対して、関委員は次のように回答しました。

以上の回答を受けて、河村委員は次の内容の発言をしました。

以上で河村委員の発言は終了し、次に村井主査から指名されたのは長田委員で、次の内容の発言がおこなわれました。

以上で長田委員の発言は終了し、次に村井主査から指名されたのは椎名委員で、次の内容の発言がおこなわれました。

以上で椎名委員の発言は終了しました。次に村井主査から指名されたのは堀委員で、次の内容の発言が行われました。

以上で堀委員の発言は終了しました。次に村井主査から指名されたのは福田委員で、次の内容の発言が行われました。

以上で福田委員の発言は終了しました。次に指名されたのは関委員で、次の内容の発言が行われました。

以上で関委員の発言は終了しました。次に指名されたのは藤沢オブザーバで、次の内容の発言が行われました。

以上で藤沢オブザーバの発言は終了しました。次に指名されたのは田胡委員で、次の内容の発言が行われました。

以上で田胡委員の発言は終了しました。次に指名されたのは浅野委員で、次の内容の発言が行われました。

以上で浅野委員の発言は終了しました。次に指名されたのは中村委員で、次の内容の発言が行われました。

以上で中村委員の発言は終了しました。以上で村井主査からの指名は終了しましたが、他に何か意見のある方はという問い合わせに応えた方が 3 名いて、順に発言が進みました。

最初の発言者は植井委員で、内容は次のようなものでした。

以上で植井委員の発言は終了しました。次の発言者は河村委員で、田胡委員の引用に対するフォローとして次のような内容の発言が行われました。

以上で河村委員の発言は終了しました。次の発言者は土井委員で、次の内容の指摘が行われました。

以上で土井委員の発言は終了しました。以上で出席者からの発言は全て終了し、村井主査が次の内容のまとめを行いました。

以上で、村井主査の発言は終了しました。最後に小笠原課長から、次回は 9 月下旬頃という予告があって会議は終了しました。

◆◇◆

えー会議開催からレポートを載せるまでに時間がかかったのは……半分は土日に文学少女シリーズ最終巻とかローマ人の物語の33〜35巻を読んでたりしたせいもあるのですが……委員の方々の発言内容を振り返るにつけ気が滅入ってきてやる気がそぎ落とされていたからだったりします。

河村委員の「問題点をヒアリングしても無駄、問題点を認識できないのが問題点」というアレな発言に「うわぁ」という気分になったり。

堀委員の発言に対して「おまいが言うな」という突っ込みを入れたくなったり、「自腹を切ってダビング10を導入」という発言についても「コピーワンスは漏れ等が希望した訳じゃないし、導入の経緯なんてシラネ」じゃなかったのかと、拾ったものを手放すのを自腹を切ると表現するのかと文句を言いたくなったり。

福田委員の「放送事業者の団体も参加してないからね」の発言でポカーンと口をあけて暫く放心してしまったり。

田胡委員の「日立の田胡で JEITA の田胡ではない」の発言に対しては、B-CAS の田胡 (一応 B-CAS 社の非常勤取締役に名を連ねてる) としての立場には触れないんだーと思ったり。

途中からは心を無にしてひたすら手を動かして無理やり最後まで書いたけど……次からはもっと早くレポート上げられるようにしなきゃいけないなと決意した。

とりあえず本格的なコメントはまた後日書くことにして、今日のところはこれまで。


9月17日(水) 例えばそんな考え方

「デジタル・コンテンツの流通の促進等に関する検討委員会」では「コンテンツに対するリスペクトの為にコピー制御が必要」とされています。この「コンテンツに対するリスペクト」というのも判り難い表現なのですが、どうやら「リスペクト」を日本語に直訳した場合の「尊敬」とは違うようで、検討委員会の場では「市場の拡大」とほぼ同義で使われていて、B-CAS カードというシステムがその費用に見合うだけの「市場の拡大」をもたらしているかどうかという視点で議論が進んでいるように感じます。

そこで、社団法人日本映像ソフト協会 (JVA) [URI] の公開資料をもとに、ここ数年の映像ソフトの売上高を眺めてみることにしました。とりあえず 1990 年以降の、メディアやジャンル、流通経路の別を除いた総売上の推移が次の図になります。

映像ソフト総売上高

縦軸が売上高 (単位は億円) で、横軸が年度になります。二つ、色を変えている年がありますが、赤で塗りつぶした 2002 年は、いわゆる中古ゲームソフト販売訴訟で「映画の著作物の頒布権は、一度適法に流通した後は消尽する」との最高裁判決で判例が確定 [参考 URI] し、今までは流通側が自粛していた中古 DVD の販売が公式に行われるようになった年です。

青で塗りつぶした 2004 年は BS デジタル / 地上デジタル放送で、それまでは有料放送に対してのみだったコピー制御が全面的に導入され、全てのデジタル放送がコピーワンス化された年です。

ここまで見事なデータだとは思っていなかったのですが、事実として、中古 DVD 流通が行われるようになっても映像ソフトの総売上高は増加を続け、コピー制御の導入以降、映像ソフトの総売上高は減少を続けているという形になっています。

◆◇◆

これだけで「コピー制御の存在はマーケットの拡大に悪影響を及ぼす」と主張してしまうと「劣化のないデジタルコピーの存在は死活問題」とオウムのように繰り返し主張される方々と同レベルになってしまうので、もう少し詳しくデータを見てみることにします。

次のグラフはジャンル別に見た売上高の推移になります。総売上高では総務省統計局のページ [URI] で 2000 年以前のデータも拾えたのですが、こちらは見つけることができなかったので一般公開されている 2001 年以降のデータのみになります。

映像ソフトジャンル別売上高

400 億未満でのたくっているジャンルが多いので見づらいグラフになっていますが、このグラフから読み取って欲しいのは、海外映画と国内アニメのマーケットシェアが頭抜けているという点と、2004 年以降、海外映画のシェアが急減少している点です。

2004 年に集計ジャンルが変更され、それまでは海外映画に含まれていた海外ドラマが別ジャンル化されたという影響もあるのですが、それを考慮に入れたとしても、海外映画 (+ 海外ドラマ) は減少しています。海外ドラマは順調に伸びているのですが、それでは補えないほど海外映画が減少しているという状況です。実際、総売上の減少は、大半がこの海外映画の減少に起因するものだったりします。

ジャンル別の売上げ金額の推移から、おそらくデジタル放送のコピー制御の存在が影響するだろうと思われる、国内ドラマ・国内アニメ・国内子供向けの3つと、参考用に国内映画を抜き出したグラフが次のものになります。

映像ソフトジャンル別売上高 - 国内映像系

国内アニメは 2004 年に一度下落したものの、2005 年に増加、2006/2007 では微減。国内ドラマは 2004 年に増加するも、2005 年に反落、2006/2007 と微増でなんとか 2004 年水準を超えるところまで到達。国内子供向けは単調に減少。国内映画はほぼ横ばいで 2005 年に増加した水準を維持。そういう形です。

このグラフから読み取れるのは、特にコピー制御の存在がビデオソフトの売上げを左右することはないのではないかということです。特に変動の多い国内アニメで言えば、2002 年に関してはその年だけで 200 万枚売れた「千と千尋」要因によるものでしょうし、2005 年にしても 100 万枚売れた「ハウル」要因と、2004 年後半から顕著になった TV アニメ放映本数の増加とそれに伴う DVD 発売点数の増加によるものではないかと推測できます。

結局のところ、売れるコンテンツはコピー制御があろうがなかろうが売れて、売れないコンテンツは売れないという当たり前の事実がそこにあるだけで、コピー制御の存在は市場に影響を及ぼすことはなく、アナログ放送時代と比較して視聴者の利便性を下げるだけの効果しかないのではと考えています。


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